O脚とは

日本人の多く約8割から9割はO脚(オーきゃく)であると言われています。しかし、ほとんどのO脚は先天性のものではありません。 人間、ある程度長く生きていると、脚の形は生まれたときとはだいぶ違ってきます。 それは、日頃の姿勢であったり、あるいは毎日やっているスポーツなどの影響によって形成されていくものなので、よほど意識しない限りはそのままというわけにはいきません。

O脚とは、両膝のお皿(膝蓋骨)を正面に向けて立ったとき、両くるぶしをつけると両膝が開いてしまう状態のことです。 両足首をつけて立って、両膝の間に、おとなの指が3本以上入るときは、O脚変形が強いといえます。 形がそのままOに見えることから、O脚と名づけられたようです。 また、同じ姿勢で立ち、両膝をつけたときに、両足のくるぶしが離れてしまう状態をX脚(エックスきゃく)といいます。 脚の形、向きなどは、外見を大きく左右する上に、健康状態に大きな影響を与えます。 例えば、成人でO脚やX脚がある場合は、変形性膝関節症や腰痛の原因になることがあります。

脚の形状や向きの中で、日本人が最も多く悩んでいると言われているのが、O脚です。

乳幼児のO脚・X脚は、まれに、代謝異常や骨の病気が原因のことがあり、その場合は専門医による治療が必要です。 脛骨(すねの骨)の膝に近い部分にある骨端線の障害により、骨の外側のみが成長することで、すねの骨が内側に曲がって育つブロント病などがその代表です。 ほとんどの子どもは、2歳までは軽いO脚(生理的O脚)ですが、成長とともに自然に改善され、3歳ではむしろX脚になります。 したがって、2歳をすぎてもO脚の程度が強いときは、注意が必要です。 O脚の子どもは、内股歩きをするので、転びやすかったり、疲れやすかったりします。

子どものO脚の大部分は年齢的な変形で、成長するとともに自然に矯正されますから、とくに治療する必要はありません。 ほとんどは、7歳ぐらいでほぼ正常の形に近づいていきます。 以前は、矯正靴を使って治療していましたが、その治療効果は、何もしないで自然に矯正される度合いと差がないことから、現在では矯正靴は使用されなくなっています。 早く歩けるようにと無理をさせたり、治そうとして無理な姿勢にするほうが問題になります。

ブラウント病は、軽症であれば成長とともに自然に治りますが、重症の場合は、変形が進むので、手術が必要となります。 くる病によるO脚は、ビタミンDなどの薬剤の服用でくる病が改善されれば、変形も治ってきます。

 

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